好きな音楽を好きなように御紹介
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初めて彼らを見たのはTVの中。
彼らの存在は知っていた。
けれど、CDやDVDを買って「聴く」という行為にまでは到っていなかった。
それを悔やむことになったのは、6/20,21の彼らのライヴでのこと。
6/20 日本武道館。
幕が切られた瞬間の出音に、鳥肌が立った。
フル充電して満タンになった彼らのパワーが勢いよく噴出。
終幕までその勢いは衰えることを知らず、MCわずかのライヴでそのまま最後まで突っ走った。
しかし、彼らの昔のライヴDVDを観て知ってはいたが、彼らは変態である。
もちろん性的な変態ではなく、音楽家としての変態。
表現手法というのはこれほど無限なのか、と思い知らされる。
ヴォーカル・ギター・ベース・ドラムというシンプルな4人編成であるにも関わらず、各々の自由な表現手法により、大きく大きく音が広がりを見せる。
それに加え、トムとジェリーの追いかけっこのような茶目っ気のあるステージング。
サウンドだけではない視覚的な部分も総合して、いつまでも胸の奥をくすぐって終わってもなおワクワクを止めない魔法をかけてくれる。
本当に不思議なバンドだ。
彼らのCDやDVDを買ったことはないけれど、知った曲はいくつかある。
長年あたしにとって、「誰の曲か分からないけど、でも好きな曲」という曲があり、それらの曲は、このライヴ前に聴いたベストアルバムで初めて彼らの曲であることを認識したのだった。
今回のツアーはベストアルバムの曲が大半を占め、未熟ファンのあたしでも、覚えたての曲では盛り上がり、ずっと好きだった曲では涙したり・・・と、思い切り堪能。
日本武道館のライヴがDVDになるそうで、他会場にはなかったバズーカー砲のように打ち出された紙吹雪の演出が、盛大にこの日のライヴのラストを飾ったのだった。
6/21 横浜アリーナ。
この日の席は、これまでに経験したことのない席。
数知れずライヴは観てきたけれど、
「えっ!?こんな場所!?」
と思ってしまうことはなかった。
なんとチケットに書かれていた指定席は、ステージの真横から見下ろす3階スタンド席。
正面の様子は一切確認出来ない。ガッカリ・・・
開演前、着席した瞬間はそんな気持ちだった。
けれど、始まってみると、意外な事実に気づく。
なんと、あまりに席がステージ真横過ぎて、ステージ袖やセット裏が見え、そこからのメンバーのステージへの出入りや、スタッフの動きが見えるのだ。
メンバーもわりと真横席の観客にサービスしてくれたりもする。
別の角度から、大半の観客が見ることの出来ない部分を見ているという若干の優越感に浸たることも出来たりしたのだった。
彼らのライヴは本当に楽しい。
いい意味で力が抜けていて、観客を置き去りにしないのだ。
世の中にはガチガチに作りこんで自分の世界に入り込むアーティストも居る。
けれどそういったアーティストは、アマチュア・プロに関わらず、観客を置き去りにする場合がある。
やはり大きな音の渦に軽々と引き込んでくれるアーティストというのは、いい意味で力が抜けていると、再認識した。
しかし、ラフなステージというわけではない。
2日間ライヴを観たけれど、両日観て感じたのは、パフォーマンスがよく計算されているということ。
同じセットリストで同じ場所で同じパフォーマンスをする。
ある意味作りこまれてはいるのだが、その中で「力が抜けている」という印象を持つのは、彼らの「余裕」という部分が与えるステージングなのだろう。
そういう「余裕」が振り撒くグルーヴは、間違いなく最高のモノだった。
期間限定ではない彼らの復活。
既に、しつこいくらいの来日を心待ちにしているあたしなのである。
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