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大興奮。狂乱。
ホワイトスネイク、デフ・レパードライヴ初体験の夜は、まさにそんな感じ。
日本ガイシホールで行われた、ホワイトスネイクとデフ・レパードのジョイントライヴは19時開演・・・・・・
直前までそう勘違いしていたあたし。
職場から会場までは車で15~20分程の距離。
仕事の定時は17時40分。着替えやら何やらで、18時過ぎに会社を出られれば19時には余裕余裕!と思っていたのだけれど、18時を目前に、相方さんから18時30分開演であることを知らせるメールが。
慌ててカバンからチケットを引っ張り出して確認をする。
『5:30PM 開場 6:30PM 開演』
まぢですか・・・
18時過ぎに会社を出て、微妙な渋滞につかまる。
あと25分くらいで開演ですけど、間に合いますかねぇ・・・というドキドキと、車内で流していたホワイトスネイクの新譜で心躍るドキドキのコラボ。
複雑に交わり合う鼓動を必死で抑えながら、それでも徐々に会場に近づく。
そして何とか開演3分前に会場駐車場に到着。
そこから会場入口まではダッシュ。
席に辿り着いたのは開演時間ちょうど。執念の滑り込み・・・
そして、呼吸を整えるわずかな時間を得たのみで開演。
先行はホワイトスネイク。
デヴィッド・カヴァーデイルが近い!
アリーナにせり出した花道のようなステージの先端付近にデヴィッド・カヴァーデイルが。さすが23列目!
一気にテンションが上がる。
クリアな声ではないのに抜けの良い高音。艶も渋みも兼ね備えるシャウト。
とても60を目前にしたヴォーカリストとは思えない、パワフルなステージングは素晴らしい。
Gt.のダグ・アルドリッチは、ハードな演奏にもかかわらずとても美しい指さばきのギタリストで、あたしの視線は釘付けに。
レスポールから奏でられる低・中音域の抜けの良さはたまらない。
そして、同じくGt.レブ・ビーチのタッピングはとても華麗。
けれど、カッティングはゴリゴリしていて骨太でかっこいい。
ダグ、レブ二人の強力なツインギターがポイントポイントで聴かせる艶っぽいソロも素敵だった。
ライヴ中盤のダグとレブのギターバトル(?)は、自分の宝物を見せて自慢し合う子供のような競り合いが見ても聴いてもわくわくさせてくれた。
Ba.ユーライア・ダフィーは長い髪を振り乱しながら、それでもがっちりボトムを支える。
Key.ティモシー・ドゥルーリーの出す低音域は、ハモンドオルガンを思わせるような鳩尾を震わせるサウンド。
そしてDr.クリス・フレイジャーは、ド派手なパフォーマンスのドラミングではないものの、丁寧かつやんちゃなバンドサウンドのやんちゃ具合を残しつつしっかりまとめるという、調理上手なドラマー。
彼らの作り出すサウンドに、口を開けっぱなし・感激しっぱなし。
そして、ホワイトスネイクのPAクルーも素晴らしかった。
会場の特性上、反響・残響等の処理が難しいはず。正直、そこをどう料理してくるか、期待半分・諦め半分で聴いていた。しかし、そこは良い意味で裏切られた。
1曲目出だしこそ、それらの処理の手探り感が見え隠れしたけれど、1曲目後半にはすっかり安定。
サウンドのエッジが立ち過ぎず、けれどホール独特の反響を上手くかぶせ、壮大な広がり感を演出していた。
そんなこんなであっという間に1時間半のステージが終わってしまった。
そして、ホワイトスネイクのメンバーがステージを下りた後は、デフ・レパードのステージにチェンジ。
オープニングは、ステージのモニターに過去~現在の画像を高速で映し出す。
そしてそのモニターの映像を背負うように、メンバーがステージセットの階段を颯爽と下りてくる。
かかかっこいい・・・。
1曲目でデフ・レパードのPAクルーが調整を迷ったのか、明らかに先のホワイトスネイクよりも小さい音量でスタートしてしまい、バンド全体の音量もそうだけれど、Vo.のジョー・エリオットの声量がグッと抑えられたような状態になってしまったため、出だしのつかみがイマイチぼやけてしまった感があったのが残念。
けれどそれを払拭するかのようなメンバーの演奏。
Gt.のフィル・コリンとヴィヴィアン・キャンベルの佇まいがなんとも色気たっぷり。
その二人の奏でる音は艶っぽく、熱く、魅せて聴かせてくれた。
Ba.リック・サヴェージは飄々と弾いているようで、さり気なく暴れながらボトムを支えていた。
そしてDr.リック・アレン。事故で左腕を失うというハンディキャップを物ともせず、特殊仕様のドラムセットでの、見事なドラムさばきは圧巻。
ブリティッシュハードロック全開、という感じのステージで、お腹いっぱい。
全体的に、艶っぽくもあり激しくもあり、大人なハードロックを聴かせてもらったという印象。
お腹いっぱい胸いっぱい。
アドレナリン噴出で、ハードロック好きにはたまらない、熱い夜となった。